糖質制限で気を付けること
ここでは、糖質オフで気を付けることを紹介します。
極端な糖質オフで、サラダや鶏肉、こんにゃくなどばかり摂っていると1日の総摂取エネルギーが低くなってしまいます。
その結果、基礎代謝が落ちて、かえって痩せにくくなることや、頭が回らなかったり、眠たくなって体調不良になってしまう可能性があります。
一瞬、痩せはするものの長期的にみれば太りやすい体になってしまうのです。
女性が糖質オフを始める場合は、1日の糖質量を200gに目標設定するとよいでしょう。
また、極端に食べる量を減らすのではなく、栄養が偏らないように、大豆製品、きのこ、野菜などいろんな食品を食べるようにしましょう。
調味料類は、意外に糖質が多いので注意が必要です。
トマトケチャップは、大さじ1杯で3.8gと高糖質です。その他、めんつゆ、ソース、みりん、米味噌なども食べ過ぎ注意です。
また、健康的なイメージがあるはちみつや黒砂糖も高糖質です。
調味料は、塩、バター、マヨネーズなど甘味のないものを使い、味はあっさりめを目指しましょう。
また、朝食にスムージーを飲むのは、糖質オフでは避けたい行為です。
血糖値が上がりやすい朝に、糖質の多いフルーツが入ったスムージーを飲むのは肥満の元になってしまいます。
フルーツを食べたいときは、主食からその分の糖質を抜き、夜に食べると良いでしょう。
コーラ、清涼飲料水、オレンジジュース、乳酸飲料、サイダー、甘みのある缶コーヒー、野菜果物のフレッシュジュースなどを習慣的に飲むのは、糖質オフでやってはダメなこと。
これらの飲み物には、かなりの糖質が含まれています。飲み物は食べ物よりも吸収が速いため、飲んだ後に血糖値が一気に上昇します。
また、血糖値がつねに上昇した状態になり、血糖値のコントロールがうまくできない体になってしまいます。
甘い飲み物に含まれるブドウ糖、果糖、ショ糖など太りやすい糖質は、なるべく控えましょう。
太るだけでなく、病気の引き金にもなりかねません。
水やお茶、無糖のコーヒーや紅茶に切り替えましょう。
糖質制限だけを行い、かたよった食生活を毎日続けるのは危険です。
偏った食生活は、体調不良に大きな関係があり、生活習慣病やうつ病の一因になることもあります。
・即席カップめん
高カロリーで、体調を整えるビタミンやミネラルがほどんど含まれていません。
食品添加物をはじめ、体をサビさせる酸化油脂やトランス脂肪酸なども多く含まれます。
また、塩分も多く含まれ、摂り過ぎると、高血圧や動脈硬化により、血管の病気になったり、腎臓病・尿路結石・骨粗鬆症の病気になる恐れがあります。
・スナック菓子
ポテトチップスやフライドポテトなどのスナック菓子は、イモや豆、とうもろこしなどを揚げて作られているため、糖質や脂質が多いです。
食品添加物をはじめ、体をサビさせる酸化油脂やトランス脂肪酸なども多く含まれます。
・菓子パン
小麦粉、砂糖、バターなどでつくられている菓子パンは、高カロリーです。
体調を整えるビタミンやミネラルがほどんど含まれていません。
・揚げもの
揚げ物には、脂質はもちろんのこと、衣には糖質がたくさん含まれています。
脂質と糖質の摂りすぎは、太る食事の典型です。